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Vol.12 - 2
2004/12/01発行

上原 博  「平1会」に来ませんか  

                  与勝病院 上原 博(3期生)
 平成8年の寒い朝、南部のリゾートゴルフコースで8人の男たちがスタートを待っていた。30代の同級生同士。クラブ、バックはさらさらの新品か、父親からのお下がりと分かる年代物。慣れないしぐさ、はたから見れば明らかに初心者と分かる。
「3ヶ月も前から約束してたんだ。練習してきただろうな。」
「うん、先週クラブを買ってきた。昨日は、ゴルフレンジに初めて行ってきた。」
「おい、お前のゴルフクラブ、ビニールがついたままじゃないか。」
「これって取らないといけないものなの?」
 キャディーさんは、ラウンドが大変なものになると心配顔であるが、男たちは自分のことで精一杯でまわりを見る余裕なぞさらさらない。こんな風に僕らの第1回コンペは始まった。 その数年前から僕ら平成元年第一外科入局者は、情報交換をかね年に数回の親睦会を行っていた。初めは新鮮だった集まりも、会を重ねるごとにだんだんと話すこともあやしくなり愚痴が多くなってきていた。このままではいけないとはじめたのが、昼間健康的に会えるゴルフだった。「定期的にゴルフをしよう。」との呼びかけに、興味もなかった者までが、今よりはましという気持ちで始まったのが、「平1会」である。
 初めのころのコンペはひどかった。ゴルフを終え成績発表のための掲示を貼りだすのも恥ずかしかった。何しろ全員が、3桁の成績でベスグロが100代、最低スコアが160ぐらいだった。
 それでもゴルフを始めたのは、正解だった。ゴルフをさせてみればその人の性格が分かるとよく言われることであるが、そのとおりだった。学生時代からこいつはこういう奴だったと思ったことが、ゴルフではよりはっきりと現れるのだ。飲んで語り合っているより、プレーの姿勢がその人を語っている。やることなすことすべて自己責任であるが、なに たかがゴルフだ。すばらしいプレーを賞賛し、つらいプレーに励ましの声がかかる。珍プレーを笑い、エチケットを注意し合うことができる。互いによく理解し合え、友情がますます深まったと思っている。
 その後も、年3回 2月、6月、11月と続き、途中からもっと仲間を呼ぼうと、同級生に声をかけ 平成11年ごろから第一外科同級生コンペから平成元年卒業生コンペへと変わっていった。メンバーは延べで14人にもなる。都合上、全員が集まることはないのだが、それでも7、8人はいつも集まり続けられている。
一人でゴルフを楽しんでいるあなた、まだゴルフをしたこともないキミ、ここに来れば懐かしい同級生が待っていますよ。ぜひ、声をかけてください。待っています。
Yoka-uehara@lime.ocn.ne.jp