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Vol.13 - 2
2005/12/09発行

 育成医学講座のご紹介
 
育成医学 浜田 聡(11期生)
 

 こんにちは。ご無沙汰しております。11期生の浜田と申します。現在は医局を離れ、琉球大学遺伝子実験センターというところで感染免疫の勉強をしております。
 医局を離れ2年近く経ちます。臨床の場では新しい臨床研修システムが開始されているようで、すこし浦島太郎のような自分ですが、小児科医局について雑感をのべさせていただこうと思います。
 現在、医局は大学院生もふくめ(研修医をのぞき)25名と決して多くない人数で、診療、教育、研究にと奮闘しております。7つの専門グループに大別され診療にあたっております。まず太田教授のご専門でおられる小児生活習慣病/内分泌代謝グループ、百名助教授および比嘉猛先生(9期生)が中心となり病棟の半分を超える多くの患者さんの治療に奮闘している血液・悪性腫瘍グループ、平成15年より周産母子センターへ移設され、現在は吉田朝秀先生(9期生)のもと重度の呼吸不全の患児の救命治療としてのECMOを特色とする新生児グループ、多くの先天性心疾患の管理にあたり肝心かなめである循環グループを担う砂川信先生(7期生)、きめ細かな管理が問われる慢性疾患である腎臓・免疫グループを率いる金城紀子先生(1期生)、城間直秀先生(9期生)のもと多岐におよぶ神経疾患の診療をされている神経グループ,忙しい医局長の仕事のなか先天異常の遺伝子診断および診療にあたっておられる知念安紹先生(6期生)と多岐にわたっております。
 このように小児科ではひとつの科をもってして多くの病気のmanageにあたらなければなりません。そのためどうしても各専門領域でのマンパワーの不足が生じます。昨今、先細る小児人口の減少が嘆かれ、国も育児支援や小児医療の充実を政策にかかげ、てこ入れが始まっておりますが、常に現場では人手不足の声が叫ばれています。そのなか、ひとりでも多くの小児医療に携わる人が増えてくれるよう医局全員の思いがあります。
 学生さんおよび研修医の先生方もこの貴報を読まれると言うことで、私たち小児科医局を紹介させていただきました。私はと思った方は気軽に医局の先生がたに声をかけてください。それでは失礼します。