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Vol.14 - 2
2006/12/15発行

 初期研修を終えて  
 
視覚機能制御学(眼科) 安座間 欣也(18期生)
 
今年スーパーローテーション(1期生)を終了し4月から後期研修医として眼科に入局した安座間といいます。卒業後、勤務する前に入籍し、2年目の7月に長女(理音)が誕生し、来年の2月には長男も生まれ4人家族になる予定です。まだまだ勉強することが多い中、日常の業務と子育てとで忙しい毎日を過ごしています。
仕事に関しての近況ですが、入局と同時に関連病院である中頭病院での半年間の勤務となり、10月から大学に戻り現在、救急部に出向しています。中頭病院では今年の4月から体制を新しくし、眼科医を2名から5名に増やし外来、手術をしていました。業務内容は月曜日から土曜日まで外来(水、土は午前中)、火曜日から木曜日は平行して手術をしており、私は7時から病棟で術後の患者さんを診察、9時から外来、または手術室で助手をしていました。4月の頃は外来では上司の診察を見学をしていましたが、5月からいよいよ自分で外来を持つようになりました。基本的には初診の患者さんを診察して自分で治療方針を立て、上司の先生に診察してもらい今後の方針を決めていく形でしたが、診察に時間がかかることや、検査の方針を立てたり、眼底の所見をとるのが難しく、上司に怒られてばかりいたのを思い出します。今でも上司の先生方にアドバイスをもらいながら何とか日常の業務をこなしているといった感じです。
今は大学で勤務していますが、中頭病院で仕事をしていてとても働きやすさを感じたのは、電子カルテが導入されていることでした。電子カルテを使ってみた感想として、コンピュータのあるところならどこでもドクターや看護士の記載内容の確認や記入、病棟側に指示を出したり、画像を見ることができると言ったことでした。また、全科の以前の外来・入院カルテを全て見ることができ、他科の先生にコンサルトする場合もコンピュータがあれば別々の場所で同一患者のカルテ内容や画像が見ることができとても便利でした。大学も数年後に電子カルテが導入されるという話を最近聞きとても期待しています。
さて、現勤務地の救急部ですが、10人の先生方に4人の研修医でローテーションしながら勤務しています。実際働いてみると研修医の頃にもっといろんなことを勉強しておけばよかったと思いながら、休みの日などは大学の図書館で勉強している毎日です。