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Vol.11 - 2
2004/01/10発行

増田昌人  新同窓会会長挨拶 

                  増田 昌人(2期生)

 このたび、先日の総会にて会長に選ばれました、2期生の増田昌人です。
よろしくお願いいたします。

1.会長就任までの経緯
 同窓会が設立されて10年が経ちました。私はその初期に2年間評議員としてお手伝いをさせていただきました。その後は留学等もあり少し遠ざかっていましたが、一昨年、健山前会長から次期会長にとご推薦がありました。そのときはお断りしたのですが、今回再度のご推薦があり、同期の2期生諸君とも相談し、お受けすることといたしました。歴代会長からみますと頼りない会長ですが、一生懸命務めますのでよろしくお願い申し上げます。
2.同窓会について
 田仲秀明さん、金城紀子さん、伊佐勉さん、そして健山正男さんの4人の1期生の会長を中心に執行部の皆さんが、私たち正会員のために10年間同窓会の基礎固めをして下さいました。
 今後の10年はその土台をもとに『発展の10年』にしなければいけないと考えています。これからは新執行部によって、一歩踏み出した運営をしていきたいと思います。
3.今後の活動について
 これからの2年の任期の中で具体的には以下のことを計画しています。
 来年度からは別項の総会報告にありますように、新入生(新学生会員)に対して新たに同窓会費を徴収することになりました。それに伴い今まで以上に学生会員に対して同窓会から、積極的に働きかけをする必要があります。そのため以下の3つを計画しています。
 第一に同窓会機関誌「南風」を現在の学生会員にも新たに配布します。さらに同窓会会費納入を新規にお願いする来年度の新入生にもバックナンバーを配布します。学生会員のページをさらに拡充させる予定です。
 第二に学生会員用に編集した「同窓会会員名簿」を別に作成し、学生会員に新たに配布します。臨床研修が必修化され、今まで以上に母校を離れ、本土で研修を受けようと計画する学生会員が増える見込みです。その際に各県で活躍している先輩(正会員)は後輩(学生会員)にとって力強い存在です。そのために名簿を有効活用してもらう予定です。
 第三に「学生会員のための講演会」を主催します。最初の卒業生が出てから17年になります。1期生を初め沖縄県のみならず、全国で同窓生が頑張っています。臨床医としてはもちろんのこと、基礎医学や社会医学にも活躍しています。その一端を学生会員に紹介し、進路選択の一助になればと思います。先輩の活躍は良い励みになるはずです。既に1〜4期生に講演の依頼を行っており、来年2月の開催を予定しています。
 また、社会、特に沖縄県民に対して、同窓会として何らかの貢献を考える時期に来ていると思います。先般世間を騒がせたSARSでは正会員が全国レベルで大活躍をしました。正会員の活躍ぶりの報告もかねて、まずは「同窓会主催の講演会」を企画しています。
 さらに同窓会の認知度を上げるためにも、今ある「ホームページの拡充」を行います。会員の親睦を深めるためにも会員専用ページの充実、卒業期毎の専用ページの開設、メーリングリスト上での役員、評議員による意見集約やその内容の正会員への公開も視野に入れています。
4.正会員の皆さんへのお願い
 以上のように、新執行部は今後の10年間を同窓会『発展の10年』と位置づけています。まずは正会員の皆さんからの同窓会事業へのアイディアを広く募集します。さらに会費納入も含め、正会員の皆さんのなお一層の御協力をお願い申し上げます。
<略歴等>
茨城県生まれ(鹿島アントラーズのホームタウン)
1988年 医学科卒業(2期生)、第二内科入局。
1991年 九州大学大学院に国内留学。
1992年 沖縄県で最初の骨髄移植を琉大にて施行。
1994年 琉球大大学院修了、医学博士。
1997年 英国Wales大学に留学(〜99年)。
2001年 附属病院第二内科講師、現在に至る。専門は血液学、造血細胞移植学。厚労省「ATLへの同種末梢血幹細胞による骨髄非破壊的移植方法の検討」研究班班員、日本検査血液学会評議員、(財)骨髄移植推進財団九州地区調整医師、九州血液腫瘍研究会世話人。趣味は書と茶道((財)茶道裏千家今日庵準教授、沖縄支部青年部部長)。
家族は妻と長男と第二子(決定!)。