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Vol.14 - 2
2006/12/15発行

増田昌人  若返った第一内科 
 
      分子病態感染症学分野(第一内科)助手 東 正人(8期生)
同窓生の皆様こんにちは。8期生の東です。私は平成6年に第一内科入局後、北部地区医師会病院や国立がんセンターなどで研鑽を積み、現在は肺癌の化学療法を中心に診療活動を行っています。第一内科の仕事の他に平成18年度より卒後臨床研修センターの広報・ウェブサイトを担当しています。琉球大学での研修を考えている学生の皆さんは是非ご覧ください。
リンク先=http://www.hosp.u-ryukyu.ac.jp/RyuMIC/index.html
第一内科では平成17年に赴任した藤田次郎教授を筆頭に呼吸器・感染症、消化器グループが協力して、仲良く内科診療を行っています。救急部でも数名の医局員が頑張っています。さらに、多数の医局員・同門の先生方が県内外で活躍しています。藤田教授の指示により、ロッカーが林立していた医局の廊下がスッキリ片付き、窓が開けられるようになりました。また、大量の古い道具類を片付けており、新入医局員を迎えるスペースを確保しています。
新しい臨床研修制度は3年目になりました。研修医はバイト禁止になったので、常に院内に居てくれること、第一内科を回った研修医が他科へ行くため、他科との連絡が取りやすくなったことなどが良いところです。
第一内科では新制度に対応すべく4人以上の大グループ制(呼吸器2グループ、消化器3グループ)になっています。どのグループも研修医だけの時間帯が無いシフトになっています。全体的に若返り、活動性が増したせいか、現在は労働環境がやや向上しています。
第一内科では、肺炎などのcommon diseaseはもちろん、結核、エイズ、びまん性肺疾患、各種臨床試験、癌化学療法(肺・消化管・肝胆膵)、炎症性腸疾患、肝炎治療など最先端の医療を学ぶことが出来ます。カンファレンスは呼吸器・消化器ともに非常に充実しています。現在の呼吸器カンファレンスは放射線科、第二外科、病理部との合同で第2,4月曜日夕方に開催しています。以前なら想像できない豪華メンバー(教授陣)でハイレベルな症例検討を行っており、全科揃っている大学病院のメリットをフルに活用出来るようになっています。教授回診のスタイルも今年秋から変化しています。画像・データ検討をカンファレンス室で重点的に行う方針になっていて、儀式的なところが少なくなっています。指導方針も自分の入局時と比較すると現代的なものになっているように感じています。
新制度のあおりで最近は第一内科においても新入局者が少なく、呼吸器・消化器とも需要に応えられない状態になっています。大学医局に所属した場合、学位・専門医取得や人脈形成の面では有利でしょう。また、大学以外にもいろいろな関連病院・診療所で研修する機会がありますので、沖縄で呼吸器・感染症内科、消化器内科を考えている先生は医局までご連絡ください。
なお、藤田教授の方針により第一内科のウェブサイトはとても充実しています。こちらも是非見てください。
リンク先=http://www.ryukyu-med1.com/index.html